君のイナイ季節

その肩にかかる重圧

拓海くんがチャンピオンになってから。


私は度々、大きく溜息をつく事があった。


拓海くんの人気に火が付いて。


学校名を公表していないのに。


毎日、校門前で女の子数人に待ち伏せされている。


先生が毎日追い払うけど。


無駄。


私と拓海くんは一緒に帰られなくなっていた。


というわけで毎日クラブ活動に没頭。


拓海くんは家がバイク屋さんなんで授業が終われば家に帰る。


これって完全にすれ違い。
< 25 / 205 >

この作品をシェア

pagetop