君のイナイ季節
1時間ごとに休憩を取り、3時間かけてようやく目的地に到着した。

「わあ!」

目の前に広がる景色は、砂浜に遠浅の海。

海の色は青緑の澄んだ綺麗な色で。

こんな所があったんだなと感動してしまった。

「拓海くん、すごいね!!」

「でしょ〜?絶対に喜ぶと思ったよ」

そう言って拓海くんは手を繋いできた。

私もそっと手を差し出す。

二人でしばらく、砂浜を歩いた。
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