ラブサプリ

｢実はね…｣

あたしは葉月にはちゃんと説明したいと思った、だからきちんと話した


｢…ということなんだ｣

話を終えると葉月は唖然としていた

｢…う…そ｣

震えた声があたしの耳を通る

｢ごめん…あたし……かもしれない…｣


葉月は涙声を混じらせながらそう言って教室から出ていった

｢"前みたいに仲良くできないかも…"…かあ｣

あたしの目にはまた涙が沢山たまっていた


｢酷いよ…葉月｣
さっきまで口を開かなかった夏来がそんなことを言った


あたしの憂鬱な気分はどこまでも深くなっていった