この運命を奇跡と呼ぶならば。

「春…ッ!ごめん、ごめん。私のせいだ。」

歌が歌い終わると桜はココにはいない兄に向かって謝った。






…頬に一筋の涙を流しながら。


どれくらいそうしていただろうか?

しばらくすると、

「乙宮さーん。何処に居るの?さっさと出てこないと斬っちゃうよ~?」


などどいう、沖田の声が聞こえて来たので屋根の上から飛び降り

「私はここだ。斬るならさっさと斬れ。腹黒め。」

そんな、返事をして自分達の部屋へ戻った。
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