大切なもの
拓夢の部屋には私が昔っから、大好きだった、ハスキーの大きな人形がまだあった。
「まだこの人形あったんだ~。」
「ああ。まぁな。」
「あたし、これ大好きなんだよね。可愛い♪」
私がハスキーの人形に抱きついたのをみて、拓夢は笑っていた。
「まだ笑ってんの?」
「だって………クククッ………可愛いんだもん…………」
可愛い?
なんか照れる。
「もういい!」
「ごめん、ごめん」
と言いながら、拓夢は私にキスをした。
とろけそうな優しいキス。
こんなキス卑怯だよ………
許しちゃうじゃんか!