バッドエンドの終わり方


「ん。


ありがと。」



悠斗はオレンジジュースを一口飲んで自分の隣をポンポンとたたいた。


あたしは悠斗の隣に同じように足を伸ばして座る。



「なつかしいな、この味」


「でしょ、


小さい頃、よくかってたよね、二人で50円ずつ出し合ったりして」



「あぁー、それは俺もよく覚えてる、


そんでどっちが多く飲んだとかでよく喧嘩してたよなぁ」


昔のことを思い出しながら二人で笑ってしまう。

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