バッドエンドの終わり方



「できなかったよ。」



予想とは反対の言葉に少し驚いてしまう。




「いくら進もうと思っても、いくら進んだ気でいても、



結局全然前になんて進めてなかった。





だから・・・・今日、ここに来た。


佳歩だってそうだろ?」



そっか、前に進んでなかったのはあたしだけじゃなくて、”あたしたち”だったんだ。


きっと悠斗はたくさん努力してる。


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