相容れない二人の恋の行方は
ゆっくりと再びベッドに横たえられると、シャツを脱いだ新谷がすぐに覆いかぶさってきて唇が重なった。
重みも、はじめて直に感じる新谷の肌の感触、体温も、人肌が思った以上に気持ちが良くて、勇気を出してそっと背中に手を回してみるとより一層深くなるキスにまた頭がぼうっとしてきた。
いつの間にかエアコンが効いて暖かくなった室内は今の私には暑いくらいで肌がしっとりと汗ばんできた。
背中に回った手がブラジャーのホックをはずしたところで、最後のストップをかける私の発言。
「慣れてますよね……。経験、多いんですか……?」
「それ今聞く?」
「ずるいです……私のことばかり……」
新谷は私をじっと見下ろしパチパチと二度瞬きを繰り返すと小さくため息をついた。
「女性と違って男がいつまでもはじめてをとっておいても意味も価値もないよ。まぁ、それなりに。とおの昔の経験済みだよ」
あまりにもあっさりと打ち明けられ言葉を失う。
「でも経験が早かろうが遅かろうが、人数も関係ないよ。本当に大切に思う女性(ヒト)が相手だととても緊張するってことをはじめて知った」
ぎゅっと抱きしめられて触れ合った肌から相手の鼓動が伝わってきて、きゅんとした胸をしめつける切ない思いにときめきを覚える。
重みも、はじめて直に感じる新谷の肌の感触、体温も、人肌が思った以上に気持ちが良くて、勇気を出してそっと背中に手を回してみるとより一層深くなるキスにまた頭がぼうっとしてきた。
いつの間にかエアコンが効いて暖かくなった室内は今の私には暑いくらいで肌がしっとりと汗ばんできた。
背中に回った手がブラジャーのホックをはずしたところで、最後のストップをかける私の発言。
「慣れてますよね……。経験、多いんですか……?」
「それ今聞く?」
「ずるいです……私のことばかり……」
新谷は私をじっと見下ろしパチパチと二度瞬きを繰り返すと小さくため息をついた。
「女性と違って男がいつまでもはじめてをとっておいても意味も価値もないよ。まぁ、それなりに。とおの昔の経験済みだよ」
あまりにもあっさりと打ち明けられ言葉を失う。
「でも経験が早かろうが遅かろうが、人数も関係ないよ。本当に大切に思う女性(ヒト)が相手だととても緊張するってことをはじめて知った」
ぎゅっと抱きしめられて触れ合った肌から相手の鼓動が伝わってきて、きゅんとした胸をしめつける切ない思いにときめきを覚える。