青い嘘とブルーなKISS
セナと向き合いながらの言葉の無い時間の過ごし方に私はさらに熱を感じてしまい、恥じらいを隠すために顔をそむけてしまった。



もう一度セナの手をつなぎ直すと、どちらかが誘ったわけでもなく、ホテル街へと二人でまた1歩ずつ歩き始めた。




「私、あそこのホテルじゃないとうまく眠れないの」

「分かった。」




意地悪気味についた私の嘘に、セナは何も問いただすこともなく、二人でホテルへと向かう。
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