★隣のヘタレの王子様★ ★完★
★★★★★
『珍しいですね。先輩が人を呼び出すなんて』
「…お願いがあって」
『そのヘタレのフリやめたらどうですか?』
「…」
『ゆず先輩のこと僕、好きですよ』
「ゆずちゃんに近寄らないでほしい。」
『そんなの理不尽でしょっ!』
「だから僕と勝負しろ。僕が勝ったら、ゆずちゃんとは友達として接しろ。僕が負けたらゆずちゃんと別れる」
『っ(笑)いいですよ。先輩、体育祭の選抜リレーのアンカーですよね?今、紅軍と青軍はいい勝負の速さです。アンカー勝負で。僕は負けません。』
「…ゆずちゃんに変な真似したら潰す。」
ヘタレじゃ無いことがバレてもいい
ゆずちゃんを守りたい
昔から嫌いだったあいつの弟から。