姐御な私と無口なアイツ。
相変わらず乏しい表情で、そこに座っている涼介がいた。


「……うん」


それだけ。会話、終了。


相変わらずの朴念仁っぷりに呆れつつ、私はその隣に座った。


そのあとすぐにあと二人のうちのクラスの委員がやってきて、沈黙は解消されたのだけれど。


寒い寒い言いながら身を縮めていた私を、涼介がちらっと見ていたことなんて、私は気がつかなかった。




* *




……風邪、ひいたかもしれない。


次の日、目を冷まして、思った。


頭がクラクラして、寒気がひどい。


……あー、風邪ひいてるわ。


やっぱり昨日委員会にブレザー着てかなかったのが悪かったのかなぁと、そんな事を思う。


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