恐愛同級生
「……――ふふっ。もう逃がさないよ……。アンタはあたしが殺す……‼」
「い、いやぁぁぁぁぁ!!」
正気を失っている好未に髪をわし掴みにされて恐怖が全身を駆け回る。
息が切れ、額の汗がさらに増す。
「離してっ!!!!」
首を左右に振っても、好未は力を緩めない。
それどころか左手でさらに髪の毛を掴もうとこころみている。
「やめてぇぇっぇぇぇ!!!!!!」
叫びながら力いっぱい顔を振ると、ブチブチっというものすごい音を立てて好未の手があたしの髪の毛から離れた。
痛みを感じるより先に、パラパラと床に落ちる自分の髪の毛に気が付いた。
その瞬間、自分の中で何かが壊れる音がした。