恐愛同級生

普段は使用禁止になっている屋上。

だけど、鍵は壊れ一部の生徒たちのたまり場と化していた。

あたしは扉を力いっぱい開けて屋上に飛び出した。

その瞬間、晴れ渡った空が視界に広がりさわやかな風が髪を揺らす。

まるで天国にいる様な気持ちになる。

その時、ふと屋上で寝そべっている男子生徒に気が付いた。

見覚えのあるその男子生徒はあたしの姿に気付くなり、慌てて立ち上がった。
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