恋〜ジンセイハツノココロミ〜



部活になった
イクミに助けてもらって
ボールいれとボール渡しわ
行ってもらうことにした

なくことわなかったが
シュウヘイをみるだけで
切なくなる気がして
グラウンドにでることが
できなかった
怖かった。


周りの目もこわかった
どこまでが
なおちゃんの仲間なのか、
すごくすごく怖かった

でも、
あの言葉、
忘れることができない
「シュウヘイにわ言うなよ 」


この言葉がいつまでも
ぐるぐる回って
わすれることができない


言ってしまおうか
言わないほうがいいのか

考えているうちに
部活もおわり
一年マネわ早めに帰らせて
もらえることができた

でもやっぱり
かえることが、できなくて
電車を遅らせることにした

イクミにも
話そ?と言われたおかげで
話そうという気になったが

私たちが話す前に
同じクラスの野球部員に
その話を聞いていてらしい

いつも駅にくるのが
遅いあいつらしいが
今日わ早かったらしい
「シュウヘイ、今日わはえーな
なんかあったのかよ
あ、わりー。」

いちばんの仲良しの
わたる
双子と言われるほどの
仲らしい

当たり前だけど
わたるもこのことわ知っていた

「おい」
と、怖い目つきで
こっちを見てきた
わたしわあいつの顔をみた
瞬間、
あっ、助けてくれた
助けに来てくれたんだ
って思って
涙が流れ落ちた

安心した

本当わもう
話してもくれないんじゃないか
とおもって
怖いくて怖くて、
心配だった


よかった、
もう大丈夫。
と、おもった瞬間だった

抱きしめてくれた
あったかかった
まだ、5月
風はちょっと冷たい

何も知らない私のことを
なんのためらいもなく
あいつわ抱きしめてくれた

大好きになった瞬間だった
だいすきになれた


いっぱいの人が
駅にいたのに
また涙が止まらなくなった





この日の夜が
好き
最初の言葉を言った日
だった




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