黒い月
1章

日常


――――私だって、この愛は偽物だってきずいてた



「蘭ー!こっちこっち!!」



私の唯一の親友、桃が大きく私に向かって手を振っている。



「あー、いた!」




桃は小さい頃からの幼なじみ


少しおてんばで明るく可愛い子
お互いに全てさらけ出せるような私の大事な人。



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