Sweet kiss? Bitter kiss?



「沙羅さん、もうすぐステージへ…。」



あたしを呼びにきたスタッフの声が止まった。



「うん。わかった。ん??どうしたの??」



「あ。いえ。綺麗だな…と思い…」



ははっと笑い、ありがとう。ただ、これしか言えなかった。


あたしを綺麗なんて言う人は大抵お世辞だと思ってきたから。



でもこの子は本気で思ってくれてるんだな…と思った。



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