Black Road

もう一人の王子様-again one person prince-

「...ハァ..ハァ...
お前ら何してんの?!!」



えッ!!この声って、まさか…



「東!何、勝手に
女子トイレ入ってきてんだよ!!」



「そんな事、どうでもいいんだよッ!
何してんだって聞いてンだよッッ!!」



「…何って;;」


「そこ、どけよ。」



ザワザワ


「教室、戻ろっかぁ;;」


「おいッ!!
次、こんな事したら
女でも容赦しねぇ。」



今の新仁は、
普段からは予想がつかないほどの
顔してる…。



新仁、、、
あたしの事探してくれたの?



あたしのために
あんなに怒って...


「凛、大丈夫か?」


 「…うん。」


今、あたしに向けられている
表情は穏やかでとても心配そうに
あたしの事見つめてくる。



なんか、照れくさい///



「おい、凛。
顔が、すんげぇ緩んでる。」



 「えっ!?嘘。なんか、安心したからかな。
 新仁ありがとッ☆」
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