愛を知る小鳥
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




はああぁあああぁあああああぁああ?!

何言ってるのこの人!
もうほんとにバカじゃない? っていうかバカ?
信じられない!!




「絶対にあり得ませんっっ!! 失礼いたしますっっ!!」




バターーーーーーン!!!




重役の部屋であることも忘れて思いっきり扉を閉めた。
同じフロアで仕事をしてる人間が驚くほどの音を響かせたが、もはや美羽にはそんなことなど頭に入ってはいなかった。



信じらんない! 信じらんない! 信じらんないっ!!!!!



あんな奴の下でこれから働かなきゃいけないなんて。
最悪だ最悪だ最悪だっ!!!
爆発しそうな頭を抱えつつ、ぐったりとエレベーターへと乗り込んでいった。


一方専務室の中で腹を抱えて笑い転げる男がいることも知らずに___
< 20 / 328 >

この作品をシェア

pagetop