愛を知る小鳥
「あの…何か問題が…」
「凄いわ! 香月さん!」
あかねの驚き方に急に不安を覚え、思わず口にしたところですかさず声がつっこんできた。あまりの威勢の良さに今度は美羽が驚く番だった。
「さっきも言ったけど専務は滅多に人を褒めないの。特に女性はね。あなたも噂を耳にしたことくらいあるかもしれないけれど、あの見た目だから専務に群がる女性は後を絶たないのよ。専務秘書は昔から女性だったし、女よけのために牽制の意味も含めて敢えて秘書を女性にしていたんだけど…」
そこであかねの顔が険しくなる。
「女性の秘書がいることで専務に好意を寄せている連中が嫉妬にかられてね。専務の知らないところで結構陰湿な嫌がらせを受けたりしたみたいで…何人かやめてしまったのよ。そのうち今度は秘書自体が専務に夢中になって仕事の区別をつけなくなってしまって。それで専務はほとほと懲りたってわけ」
「へぇ…そうなんですね。見た目がいいのもいいことばかりじゃないんですね」
「専務の場合は見た目だけじゃなくて仕事もできるって有名だからなおさらね。だから女性の秘書はもう二度とつけないんじゃないかと思ってたし、たとえつけたとしてもそういった場には連れて行くことはないと思ってたのよ」
女の嫉妬がどれだけやっかいなものであるかは嫌と言うほど知っている。
だから歴代の秘書や専務自身の苦労も想像がつく。
ただ…
「凄いわ! 香月さん!」
あかねの驚き方に急に不安を覚え、思わず口にしたところですかさず声がつっこんできた。あまりの威勢の良さに今度は美羽が驚く番だった。
「さっきも言ったけど専務は滅多に人を褒めないの。特に女性はね。あなたも噂を耳にしたことくらいあるかもしれないけれど、あの見た目だから専務に群がる女性は後を絶たないのよ。専務秘書は昔から女性だったし、女よけのために牽制の意味も含めて敢えて秘書を女性にしていたんだけど…」
そこであかねの顔が険しくなる。
「女性の秘書がいることで専務に好意を寄せている連中が嫉妬にかられてね。専務の知らないところで結構陰湿な嫌がらせを受けたりしたみたいで…何人かやめてしまったのよ。そのうち今度は秘書自体が専務に夢中になって仕事の区別をつけなくなってしまって。それで専務はほとほと懲りたってわけ」
「へぇ…そうなんですね。見た目がいいのもいいことばかりじゃないんですね」
「専務の場合は見た目だけじゃなくて仕事もできるって有名だからなおさらね。だから女性の秘書はもう二度とつけないんじゃないかと思ってたし、たとえつけたとしてもそういった場には連れて行くことはないと思ってたのよ」
女の嫉妬がどれだけやっかいなものであるかは嫌と言うほど知っている。
だから歴代の秘書や専務自身の苦労も想像がつく。
ただ…