愛を知る小鳥
「あ! そうだわ。色々仕事が立て込んでるせいですぐにっていうわけにはいかないんだけど、今月中には香月さんの歓迎会をするから、そのつもりでいてね」
あかねがさらっと言ったことが予想だにしていなかったことで、美羽は驚きを隠せない。
「えっ! そんなの結構です! もう皆さんとは顔合わせも終わってますし、そもそも人数も少ないですから毎日顔も合わせてますし。お気持ちだけで充分です」
「あら、それは駄目よ~。人数が少ないからこそ親睦を深めるんでしょう? それに異動の時期もちょっと中途半端だったから。新年会をやるような時期でもないし、こうやって機会を作らないとなかなかチャンスもないでしょう?」
「いえっ、本当にいいです! もともとそういう場は苦手なのもあって…」
「だったら尚更やらなきゃ! 秘書たる者はどんな相手であろうとどんな場面であろうと冷静に対処する、これ基本でしょう?」
ニッコリと秘書とはなんぞやを問われてしまい、その眩しいまでの迫力に完全に気圧されて美羽は何も言い返せなくなってしまった。
「それぞれが落ち着きそうなのが月末なの。だから異動して1ヶ月近く経ってからで申し訳ないんだけど、月末辺りにする予定でいるからまた香月さんの都合のいい日を教えてね」
「は、い…わかりました…」
さすがは敏腕秘書。給湯室から出て行くあかねを見やりながら、秘書としての己のスキルの未熟さを痛感すると共に、今まで極力参加を避けてきた飲み会の場から逃れられそうもない現実に大きな溜息をつかずにはいられなかった。
あかねがさらっと言ったことが予想だにしていなかったことで、美羽は驚きを隠せない。
「えっ! そんなの結構です! もう皆さんとは顔合わせも終わってますし、そもそも人数も少ないですから毎日顔も合わせてますし。お気持ちだけで充分です」
「あら、それは駄目よ~。人数が少ないからこそ親睦を深めるんでしょう? それに異動の時期もちょっと中途半端だったから。新年会をやるような時期でもないし、こうやって機会を作らないとなかなかチャンスもないでしょう?」
「いえっ、本当にいいです! もともとそういう場は苦手なのもあって…」
「だったら尚更やらなきゃ! 秘書たる者はどんな相手であろうとどんな場面であろうと冷静に対処する、これ基本でしょう?」
ニッコリと秘書とはなんぞやを問われてしまい、その眩しいまでの迫力に完全に気圧されて美羽は何も言い返せなくなってしまった。
「それぞれが落ち着きそうなのが月末なの。だから異動して1ヶ月近く経ってからで申し訳ないんだけど、月末辺りにする予定でいるからまた香月さんの都合のいい日を教えてね」
「は、い…わかりました…」
さすがは敏腕秘書。給湯室から出て行くあかねを見やりながら、秘書としての己のスキルの未熟さを痛感すると共に、今まで極力参加を避けてきた飲み会の場から逃れられそうもない現実に大きな溜息をつかずにはいられなかった。