キミと見た景色をもう一度
「憂?どうしたの」
心配そうに私の顔を覗いてくる拓人。
こいつの周りにはいかにも「幸せです」って
言っているようなオーラがにじみ出ている。
そういうところがイライラしてしかたない。
だから、平和ボケしている拓人の頬を思いっきり抓ってやった。
それでも、頭お花畑な拓人は「痛いよ~」なんてのんきな声を出しているだけ。
まぁ・・・涙目になっているけど。
少ししてから、手を離すと抓っていた頬は赤くなっていた。
その頬をさすり涙目になりながら拓人は席に着いた。
「むぅ・・・痛いかった」
「・・・・・・」
拓人の言葉は無視して、ヘッドフォンをまた装着し音楽を流し始めた。
外は青々としていて、とても透き通るように綺麗な空をしていた。