キミと見た景色をもう一度



そんな姿を見て、かわいいなんて思う私は馬鹿だろうか。



とりあえずなんで泣いているのかを聞いてみた。



「何で泣いてるの」



「その・・・嬉しすぎて・・・」



「何が」



「僕、『奏』として『UI』にずっと僕のつくった曲を
歌ってもらいたいって思ってたから・・・。
それから『UI』会えたこと。
こんなにも近くにいたことが・・・」



そんなだけで、ここまで喜ぶなんて。



思わず笑顔がこぼれた。



「あ、あのさ!今度、今作ってる曲が
出来上がったら一番初めに聞いてほしいんだ。
歌い手としても憂としても、誰よりも!」



「うん。
じゃあ、聞かせてね。
一番に歌うから」



拓人は無邪気に笑って「指きりしよう」と手を差し出してきた。



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