キミと見た景色をもう一度
「・・・い・・・憂・・!!!」
「っ!!」
大きく私を呼ぶ声に驚いて、体を起こした。
目の前には心配そうな顔をしている拓人。
「拓人?」
「よかった・・・」
この様子だと私が発作でも起こしたのではないかと、心配していたみたい。
でも、私が大丈夫だとわかると安心しきった顔から涙が流れた。
「え!?ちょっ・・・泣かないでよ!」
「ふへぇ・・・よかったぁ・・・」
「何であんたが泣くの・・・」
「だって僕・・・憂がいなくなっちゃうのイヤだもん」
幼い子供のように顔をぐしゃぐしゃにして泣く拓人。
泣き止まない拓人を机越しに優しく抱きしめた。