キミと見た景色をもう一度
拓人が落ち着いた頃を見計らって、ゼロ距離になっていた体を離す。
見てみると、目は赤くなっていて白い頬や鼻も赤くなっていた。
「泣き止んだ?」
「うん。ありがとう、憂」
泣いた後の顔で、ふにゃりと笑う。
やっぱり、最近は笑顔が眩しい。
それに・・・私。
今、冷静になって考えてみたら拓人のこと抱きしめてた!?
うわぁ・・・。
恥ずかしい・・・。
「そ、そろそろ帰る!!」
「うぇ!あ、僕も!!」
火照った顔を冷まそうと、足早に教室を後にした。