キミと見た景色をもう一度
驚きを隠せないままでいる。
そりゃそうか。
突然こんなこと言われたら誰でも驚く。
「なにか・・・打つ手はないの??手術とか・・・手術費なら私たちが負担するから・・・!」
「無理です。幼い頃からの発作の影響で手遅れなんです」
「なんで・・・どうして・・・」
足元に泣き崩れてしまった。
どうしていいのかわからない。
オロオロしていると、忘れかけていた手の温もりが戻ってきた。
「拓人・・・?」
「落ち着いて、ね?」
手から伝わる体温がゆっくりと溶け、私を落ち着かせてくれた。