純愛〜彼と私の物語〜
「あのー、こちらの治療院に沼田健太郎先生はいらっしゃいますか?」

「あー、はいお嬢さん、ちょっと待ってね」

…ここが、健太郎先生の勤め先なんだぁ…。

しばらくして、健太郎が現れた。

「どうしました?」
健太郎が心配そうに尋ねた。

「あ、あのー、足の怪我の事でお聞きしたいコトがあって…」

「じゃぁ、待合室のソファーにどうぞ」

「いえ、すぐに帰りますから…」
茉莉愛は恐縮した。

「あの、私の怪我なんですけど、靭帯が切れちゃっていて…手術した方が…って言われているのですが、私、受験も控えているので手術はやりたくなくって…。それで!健太郎先生に整体で治してもらいたくって…。」

「えっ?」
この子はそれを聞きたくってわざわざ来たのか…。

なんだか、健太郎は目の前にいる女子高生の茉莉愛が愛しく思えた。


「はい。治せます!」


「ほ、本当ですか!?」
茉莉愛の胸がトキメいた。



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