純愛〜彼と私の物語〜
茉莉愛が不思議そうな表情を健太郎に向けた。

「先生、身体って?身体で受験の合否が分かるんですか?」
茉莉愛の頭の中は「?」でいっぱいだった。

「はい。身体は正直です。身体ってその人の悪い所だけでなく、性格も分かるんです」

「へー!!マジで??」

「はい。マジで」
健太郎が笑った。

咄嗟に茉莉愛は口に手を当てて
「あっ、ごめんなさい!ビックリして思わずタメ口になっちゃった!」

「あはは。いいですよ。この歪み方だと茉莉愛さんは、一見、気が強そうで、実は繊細な方。緊張しやすくて、でも頑張り屋さんだな」

「すっごーーーい!!当たってるー!」
茉莉愛は不思議な動物でも見るかのように健太郎をガン見した。
...マジで?健太郎先生、そんな事も分かっちゃうの?スゴッ!!

あっ、じゃぁ、私の気持ちとかもバレちゃう??
茉莉愛の顔が赤くなった。





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