俺って.......ブサイク?
一気に力が抜ける。

何だよ、それ。

俺の切ない切ない今日一日は、一体何だったんだ。

だいたい、兄貴の言ってること、本当に信じていいのか.......?



「嬉しい?」

「嬉しい.......。」

「じゃ、由里ちゃんの気持ちに応えないと。勉強見てやるから、彼女の志望校下げさせないよう、お前が頑張れ。」

「うん。.......てか、これ、本当の話?」

「嘘だったらどうする?」

「ぶっとばす。」



兄貴はトロンとした目でジ〜っと俺を見た後、吐息まじりでフフって半笑いした。

子どもの頃から変わらない、無意識のうちに女子をキュンとさせ、一発で堕とす、兄貴特有のどっかズルい微笑み方だ。



「カワイイ弟に、こんな嘘つかない。」

「.......わかった。ありがとう。」

「俺の親切、無駄にすんなよ。」

「うん。」
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