俺って.......ブサイク?
高木は書いていた手紙を、ものすごい勢いで必死に隠し、全く見せようとしない。

声かけたの、マズかったのかな.........



「えっ、あ、何でもない。新田くんこそ、どうしたの?」

「忘れ物したから、取りに。」

「そう.......。」



高木も緊張している様子で、いつものような笑顔を見せない。

心臓の音が聞こえるんじゃないかと思うくらいシーンと静まりかえった教室で、どちらからも言葉が出て来ないから、ドキドキだけが急加速していく。

でも、これでは埒が明かないし、こんなに重い沈黙に、これ以上耐えられない。

俯いたままの高木に、勇気を出して話しかけてみる。



「.......今、手紙書いてたの?」

「うん。」

「ラブレター?」

「え?」
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