桜色の恋~3ヶ月の幸せ~




あたし、まだ生きているの?


もう一度みんなの元へ戻れるの?



「おい、桜!こんなとこで死ぬなよ!
俺、まだお前に伝えてない気持ちがたくさんあんだよ!
めぇさましてくれよ。」



とても懐かしく愛おしい声が聞こえた。


戻らなくちゃ。



「桜、こっちへきて。この光をまっすぐ進むのよ。そうすれば、みんなの元へ戻れるわ。」



そして、目の前にきらきら光る光と大きな桜の気があった。


しかし、桜の木はどこか普通の桜とは違った。


桜の花が、6、7個しか付いていなかった。



< 149 / 202 >

この作品をシェア

pagetop