桜色の恋~3ヶ月の幸せ~
あたし、まだ生きているの?
もう一度みんなの元へ戻れるの?
「おい、桜!こんなとこで死ぬなよ!
俺、まだお前に伝えてない気持ちがたくさんあんだよ!
めぇさましてくれよ。」
とても懐かしく愛おしい声が聞こえた。
戻らなくちゃ。
「桜、こっちへきて。この光をまっすぐ進むのよ。そうすれば、みんなの元へ戻れるわ。」
そして、目の前にきらきら光る光と大きな桜の気があった。
しかし、桜の木はどこか普通の桜とは違った。
桜の花が、6、7個しか付いていなかった。