一期一会
今日も一人で学校へ行く。

時間がないからトーストをくわえ、自転車に跨がる。

ペダルを踏むと、風が顔に当たり気持ちいい。

登校中は少しテンションが上がる。

まあ、それもすぐ冷めてしまうのだけど。

私がゆっくりと進んでいるから、後ろから来た奴等に追い抜かれる。

それを見るとちょっとイラつくのは私の性だ。

ゆっくり進んでいる私が悪いんだけど。

30分かけて学校に着く。

「お、30分で着いた。」

自転車を停め、校門に向かった。

つまらない1日がまた始まろうとしているんだ。
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