脱力彼氏。〜クリスマス編〜


「開けていい?」




「うん」




そう答えるとすぐに包みを開く翔。




「わぁ、すご。これ手作り?」




包みから取り出したマフラーを手にしながら翔は言った。




「うん。一応・・・・・」




この日のために、あたしはお母さんからマフラーの編み方を習った。




「ほんと、嬉しい」




翔は自分の巻いていたマフラーを外すと、今あたしがあげたばかりのマフラーを首に巻いた。




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