★☆龍華学園☆★
あまりにも嬉しすぎたせいか中庭に着くのが早かった。案の定美月はまだ来ていない。
5分ほど待つと、
「せんぱーい!!持って来たよ♪食べよ??」
と美月の声が…。絶対今の俺も顔がにやけてるはず…。
「おぅ!!俺、結構楽しみにしてたんだぞ☆」
結構どころじゃない、楽しみにしすぎて佑真に叩かれることがしばしばだった。
美月は俺の隣に座って弁当を開いた。弁当はまさに女の子が作りましたって言う弁当だった。色が鮮やかで見た目もかなりおいしそう…。
「やっべぇ…。かなり嬉しいんだけど///つか、はたから見たら俺ら付き合ってるっぽくない??」
とつい本音がぽろっと出てしまった瞬間だった。
ビクッ…!!
美月の肩が微かだけと動いた。
大丈夫か??と声をかけると美月は口を開きかけた。が美月の胸ポケットの中のケータイが震えた。
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