★☆龍華学園☆★




俺はステージに登ると美月をお姫様抱っこしてステージを降り体育館の出口に向かった。



美月が俺を見たので優しく微笑んでおいた。俺の中の醜い真っ黒な感情隠すために。



美月は抵抗しようとしていたけれど着物が邪魔をしていて逃げられなかった。



そのままの状態の美月を抱き抱えて歩いている俺は自分が持つこの感情に怒っていた。



こんな感情のせいで美月に飽きられたかもしれないとか嫌われたかもしれないと思うと自分のこんな感情が酷く憎くなった。








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