貴方との想ヒ出日記
12/26

障害物リレー大会も無事終わり。

昨日から冬休みに入った私達。

一日遅れのクリスマスパーティー。

来るメンバーは

私、カナ

ヒカル

ルキ

ネネ

メグ

この5人とそれぞれの好きな人。

ヒカルは居ないので投票で決まった人。

もちろん。

来るメンバーにはシュウもいる。

気まずいなぁ。


「よ〜し写真撮ろ‼︎記念写真‼︎」
「「「「「「「「「イェーイ」」」」」」」」」
「カナ‼︎カメラ持ってきた⁈」
「Yes‼︎」
セルフタイマーをセットしてから。

「皆ok?」
「「「「「「「「「イェーイ」」」」」」」」」

カチッ
パシャ
あれ。

「ゴメン、セルフタイマーできてなかった」
皆が笑ってる。
次こそはセットして。

カチッ

「カナ‼︎ココ、ココ‼︎」

ルキに言われた場所へ。

パシャ

「撮れたね〜♪」

その後も何回か写真を撮った。

デジカメのデータを見てると。

「あ。」
シュウが変な顔をしてるところで撮っちゃったみたい。
「ふふっ」
思わず笑うと。

ヒョコ

「どないしたん?」

現れたのはシュウで。

「これ、見てみ。」

私が指差したのはシュウの変顔。

「うわ、何これ〜(笑)」

横を見ればシュウと顔がすごく近くて。

周りからは見えにくい場所に居るから

2人きりかと思った。

ま、シュウは気にしてないみたいで。

ちょっとガッカリ…

その事を考えるとぼーっとしちゃう。
「…ナ。カナ。カナ‼︎」

「ぇ?あ、ゴ、ゴメン‼︎どうしたん?」

「ホラ、早くクジ引いて」

私達が考えたゲーム。

ジジババ抜き。

その席順を決めるクジ。

ジジババ抜きとは。

その名の通りジジ抜き+ババ抜き。

負けた人はクジを引いてその番号の人に

好きな人の好きなところを暴露するっていう

単純なルール。

「女子の5番って誰〜?」

「あ、私‼︎」

「じゃぁカナはココ。」

と言ってヒカルに教えてもらった場所は

シュウの横で。

嬉しいような苦しいような。

そんな私の気持ちを知らずに

ゲームは始まった。

「カナ。手持ちのカード見せて。」

シュウが私の耳に顔を寄せて耳打ちをしてきた。

びっくりして横を見ると。

シュウの顔がどアップで。

顔に熱が集まるのがわかる。

「手持ちのカード見せてってば」

「え?あ。は、はい。」

わけがわからないままシュウの言われる通りに。

「2人で協力して上がろが。」

昔シュウがイタズラしたときの様な

無邪気な笑顔を見せて笑った。

「……そやな。」

私も笑う。

2人で秘密を作るたび、

私の胸が痛むことに気付かずに。

うぅん。気付きたくなかったから

気付かないフリしてた。

今が楽しかったから。ずっと

このままで居たいと思ったから…
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