貴方との想ヒ出日記
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「頼む〜あと一個!」

「どんだけ食べる気?」

シュウが手を合わせて上目遣いで

頼んでる。

ちなみに欲しがってるのは飴。

てゆーか男子が上目遣いって…

可愛いし。

ネネ・カントカップルにシュウ、私、メグで

放課後集まってます。

2人きりに!

とシュウ、私、メグで話してたんだけど…

逃げるタイミングが無く失敗。

仕方なく飴をあげる。

皆がブランコに乗ってて私は数が足りないから

ブランコの柵に座ってると。

「シュウ、誰なん?好きな人。」

「好きな人ちゃうで、

シュウの場合は

愛してやまない人やで」

「ちゃうし!」

「誰なん?」

「…」

え、何この沈黙。

「…お母さんとか言わんといてよ?」

沈黙に耐えられなくなった私が

そう言うとシュウは顔を赤くして、

笑った。

皆がお菓子争奪戦してるのを横目に見ながらベンチに座って空を眺めてると。

「シュウ、ココ空いてるで!座ろ座ろ!」

「押すな!嫌やし!」

シュウとカントが私が座ってるベンチの横に。

私の横に座るのそんなに嫌かな?

…地味に傷つくし。

てゆーかシュウ反抗しすぎで顔真っ赤だし。

結局座らされたシュウ。

地味に隙間空いてるし。

「カントの横にネネが来るハズじゃ?」

「そーか!じゃぁシュウ詰めろ」

「は?!俺退けばいい話やん!」

「いいから詰めろ」

「あ、5時だ。ウチ帰る〜バイバーイ」

「じゃね〜」

「ウチらどうする?」

「ん〜私は帰るわ」

「あーじゃぁウチも帰る〜」

「じゃぁ私こっちだから」

「お前ら食物連鎖か!」

「アハハ、じゃぁね〜」

1人違う道に入り歩き出すと後ろでカントの声。

皆にバイバーイ!って声かけてるみたい。

バイバーイ!

ネネも返事したげればいいのに…

カナバイバイ!

「え、私?」

シュウ今まで皆にバイバイなんて言ってなかったのに。

私だけ?しかも名前付き?

…いやいやいやいや。

誰でも期待するでしょ。

あ、でも…

私の横に座るの超嫌がってたし。

でもなぁ

今日…

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「嫌味か?」

「そっち見て言ってないし

仮にそっち見て言ってたとしても

嫌味とは限らんやろ」

あぁ。

「こっち見てヒソヒソ喋っとんねんから

嫌味しか無いやろ」

「勝手に決めつけんといてよ!」

あぁ。

「あぁ!ムカつく」

コウタとキョウカが言い争いをしてた。

私は止めたんだけど…2人とも頭に血がが上ってて聞こえなかったみたい。

そしてコウタがいきなり。

パリン!

「コウタ!」

キャー

ドアのガラスを殴り割った。

はぁ…

今担任は居ないし。

ガラッ、ゴンッ‼︎

…勢い良く開け過ぎたけどそこはスルー。

つか皆固まってる。

「前川先生いる?」

「………いないけど。」

「チッどうも」

1組の担任の前川先生はよく教室に居るから今日も居ると思ったけど…

肝心な時に居ないんだから。

「俺、先生呼んでくる!」

ソラ君が先生呼びに行ってくれたから大丈夫かな…

「コウタ!イラつくのはわかるけど物に当たったらあかんやろ!

で?手は?怪我ないん?」

「ん。」

コウタの手はやっぱり怪我だらけだった。

「はぁ…水で洗って保健室行き。」

「いい。」

「いいじゃない!」

「いい!」

「ガク…ゴメンやけどコウタ手ェ洗わせて保健室連れてったって」

「ok‼︎

ほら行くぞお前調子乗っとったらあかんで」

コウタはガクなんとかしてくれる…っと。

「カナ、1組が…」

「え?」

廊下には何事かと見に来る野次馬だらけ。

「どうしたん?」

「何もないから!教室入って」

シュウもその中に居て私の目を真っ直ぐ見て私の真似。

「ふふっ…」

私が思わず笑うとシュウも満足そうに笑った。

…もしかして笑かそうとしてくれてた?

そっか、コウタのことがあって自然と眉間にシワが寄ってた。

…ありがと

なんて面と向かって言わないけど。

そのあとは1組を教室に押し込んだ。

先生も来て解決。

コウタは根はいい奴なんだけど…

喧嘩っ早いから。

はぁ…

シュウは期待持たせすぎたし

ガラス割れるし…

私の心もバラバラになってしまえば…

シュウの事で悩まなくていい?

泣かなくていい?

…もうバラバラなのかな?
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