貴方との想ヒ出日記
2/1
今日はシュウ達がやってるスポ協、バスケの試合。
私とメグ、試合見に行きました。
子供だけで校区外に行くのは禁止されてるから
コウタのお母さん、シュウのお母さんに連れて行ってもらいました。
私、メグ、シュウ、コウタの四人だと聞いてたけど…
待ち合わせ場所に行くと
レイ、エリ、ユイ、サチ、ユヅ、エリナ、ナナも居た。
…話が違う。
私はこのメンバー嫌いだ。
男好きでベタベタベタベタ。
はぁ…離れてよっと。
そして、試合を行う学校についた。
「男子ー集合ー!」
先生が呼ぶと男子は先生の周りに集まってく。
その前をシュウが通る時。
私を見ながら何か企んでるような笑顔を見せた。
「…?」
「今のカナ見とったよな?」
「うん…
メグの事でなんか企んどんかなと思ったけど
私の方見とったし…」
よくわかんないまま、応援席に向かうよう促された。
応援席は体育館の上のスペース。
凄い人!
私達の学校は四試合目。
一試合目を見てると
「よっ!」
「コウヤ」
「俺も見せて〜」
「んー場所が無いな、よし、メグしゃがめ!」
「え!?なんでウチ?!」
「しゃがめしゃがめ」
メグをコウヤが無理やりしゃがまし、
その上に庇うようにしてコウヤが立つ。
…いいな。
メグは、コウヤと仲良くって。
私とシュウは微妙な…曖昧な関係。
「コウヤ!先生が集合って」
「もう?早いな…じゃぁな、メグ」
「あれ?今コウヤメグって…」
「たまに下の名前で呼ぶねん」
「ふーん?よかったじゃん?」
な〜んて会話をしてたら次は私達の学校の試合。
シュウはキャプテンで、円陣を組んで何か一言言ってた。
ピーーーッ!
試合開始。
私の目はいつのまにかシュウにピントを合わせてる。
カシャッ
「あわわ…」
メグに気づかれないように私は呟いた。
なぜなら。
気がついたらシュウの写真を撮ってた。
…消さないでおこっと。
誰にも見られなかったらいいよね?
これ以上撮るとバレそうなので携帯をしまう。
ドンッ
「ぁっ…」
シュウが壁にぶつかった。
笑ってみせたけどあれは…
「あんまり痛くなかったんかな?笑ってる」
「……うん、そだね」
笑ってる。けどあれは痛みを我慢してる。
我慢してるとき、シュウは誰にも気づかれないように下を向いてる。
…頑張れ
今私にできることって応援なんだよね。
ピーーーッ!
試合再開。
始まってすぐ。
ゴール近くのシュウにボールが回る。
「シュウ、頑張って…!」
こんなのじゃ聞こえない…!
「シュウ、入れて!!」
ありったけの声を振り絞って叫んだ。
声、届いたかな。
トンッ…
コロコロコロコロ…
「ドンマイ!」
「惜しい!」
チームの人が声をかけてるけどシュウは悔しそう。
入らなかったけどカッコよかった。
試合終了
一回戦は勝てた。
思わず泣きそうになる。
涙が零れそうになるのを瞬きして誤魔化しながらメグに声をかける。
「メグ、降りよ!」
「うん!」
慌てて階段を下りて外にいる男子の元へ。
「お疲れ〜」
「お、俺ら勝ったで!」
「うん、凄かった」
皆は自慢してるけどシュウは1人悔しそう。
まだ気にしてるのかな。
でも私はスポーツをあんまりしないから
シュウの悔しさはわからない。
…そっとしとこ。
けどしばらくするとまたいつものシュウに戻った。
二回戦。
「あ、あれ!」
「え!ありえない!」
相手のチームが嘘のファールをとる。
審判も相手チームの学校のだから余計にね。
おかげでこっちは3-6で負け。
男子も何も言わない。
けどレイ達はきゃっきゃ笑ってる。
男子もコウヤとダイスケは笑ってるレイ達を一瞬睨み何処かへ歩いてった。
いつのまにか来てたモモは。
「凄いやろ!女子銀メダル!」
と男子に自慢してる。
まさか男子皆聞こえてない振り?
とここで。
「記念写真撮るよ〜」
先生、応援に来てた女子、試合で頑張った男子。
皆並んで写真を撮った。
そして、電車の中。
皆座って喋ってる。
メグと私は座るところが無かったし立ってた。
「おーいカナーソガー(ソガはメグの苗字)一人分空いてるでー」
そう言ってコウヤが指したのはコウヤの横。
「メグ座ったら?私立ってる」
「え、でもぉ…」
しばらく悩んでいたメグは覚悟を決めたのかゆっくりとコウヤの横に座った。
私はそれを確認してから窓の外を眺めた。
自分たちが降りる駅でエスカレーターに乗ってると。
「あのな、カナめっちゃいい写真撮ったで」
前にいたシュウが喋りかけてきた。
「写真?」
「電車の中でメグとコウヤが喋っとった写真」
シュウはそう言うとイタズラっぽく笑った
「え?そんなんいつ撮ったん?」
「カナが窓の外見とったとき」
あれ?なんで知ってる?結構シュウ達が座ってたとこと私が立ってたとこって離れてるんだけどな。
…ま、いいか。
「後で送って」
「いいでー♪」
「やった♪メグにも送っとく」
「いらねぇぇぇ!」
とここでメグ乱入。
「大丈夫、メグ、コウヤには俺が送る!」
「やめれぇぇぇ!」
「…メグが壊れた!」
「誰のせいだぁぁぁ!」
「…シュウ?」
「俺のせいかよ!カナやろ!」
「両方じゃぁぁぁ!」
お開きの時間が来てシュウと
また月曜日ね
って手を振りあって。
シュウに近づけた1日だった。
今日はシュウ達がやってるスポ協、バスケの試合。
私とメグ、試合見に行きました。
子供だけで校区外に行くのは禁止されてるから
コウタのお母さん、シュウのお母さんに連れて行ってもらいました。
私、メグ、シュウ、コウタの四人だと聞いてたけど…
待ち合わせ場所に行くと
レイ、エリ、ユイ、サチ、ユヅ、エリナ、ナナも居た。
…話が違う。
私はこのメンバー嫌いだ。
男好きでベタベタベタベタ。
はぁ…離れてよっと。
そして、試合を行う学校についた。
「男子ー集合ー!」
先生が呼ぶと男子は先生の周りに集まってく。
その前をシュウが通る時。
私を見ながら何か企んでるような笑顔を見せた。
「…?」
「今のカナ見とったよな?」
「うん…
メグの事でなんか企んどんかなと思ったけど
私の方見とったし…」
よくわかんないまま、応援席に向かうよう促された。
応援席は体育館の上のスペース。
凄い人!
私達の学校は四試合目。
一試合目を見てると
「よっ!」
「コウヤ」
「俺も見せて〜」
「んー場所が無いな、よし、メグしゃがめ!」
「え!?なんでウチ?!」
「しゃがめしゃがめ」
メグをコウヤが無理やりしゃがまし、
その上に庇うようにしてコウヤが立つ。
…いいな。
メグは、コウヤと仲良くって。
私とシュウは微妙な…曖昧な関係。
「コウヤ!先生が集合って」
「もう?早いな…じゃぁな、メグ」
「あれ?今コウヤメグって…」
「たまに下の名前で呼ぶねん」
「ふーん?よかったじゃん?」
な〜んて会話をしてたら次は私達の学校の試合。
シュウはキャプテンで、円陣を組んで何か一言言ってた。
ピーーーッ!
試合開始。
私の目はいつのまにかシュウにピントを合わせてる。
カシャッ
「あわわ…」
メグに気づかれないように私は呟いた。
なぜなら。
気がついたらシュウの写真を撮ってた。
…消さないでおこっと。
誰にも見られなかったらいいよね?
これ以上撮るとバレそうなので携帯をしまう。
ドンッ
「ぁっ…」
シュウが壁にぶつかった。
笑ってみせたけどあれは…
「あんまり痛くなかったんかな?笑ってる」
「……うん、そだね」
笑ってる。けどあれは痛みを我慢してる。
我慢してるとき、シュウは誰にも気づかれないように下を向いてる。
…頑張れ
今私にできることって応援なんだよね。
ピーーーッ!
試合再開。
始まってすぐ。
ゴール近くのシュウにボールが回る。
「シュウ、頑張って…!」
こんなのじゃ聞こえない…!
「シュウ、入れて!!」
ありったけの声を振り絞って叫んだ。
声、届いたかな。
トンッ…
コロコロコロコロ…
「ドンマイ!」
「惜しい!」
チームの人が声をかけてるけどシュウは悔しそう。
入らなかったけどカッコよかった。
試合終了
一回戦は勝てた。
思わず泣きそうになる。
涙が零れそうになるのを瞬きして誤魔化しながらメグに声をかける。
「メグ、降りよ!」
「うん!」
慌てて階段を下りて外にいる男子の元へ。
「お疲れ〜」
「お、俺ら勝ったで!」
「うん、凄かった」
皆は自慢してるけどシュウは1人悔しそう。
まだ気にしてるのかな。
でも私はスポーツをあんまりしないから
シュウの悔しさはわからない。
…そっとしとこ。
けどしばらくするとまたいつものシュウに戻った。
二回戦。
「あ、あれ!」
「え!ありえない!」
相手のチームが嘘のファールをとる。
審判も相手チームの学校のだから余計にね。
おかげでこっちは3-6で負け。
男子も何も言わない。
けどレイ達はきゃっきゃ笑ってる。
男子もコウヤとダイスケは笑ってるレイ達を一瞬睨み何処かへ歩いてった。
いつのまにか来てたモモは。
「凄いやろ!女子銀メダル!」
と男子に自慢してる。
まさか男子皆聞こえてない振り?
とここで。
「記念写真撮るよ〜」
先生、応援に来てた女子、試合で頑張った男子。
皆並んで写真を撮った。
そして、電車の中。
皆座って喋ってる。
メグと私は座るところが無かったし立ってた。
「おーいカナーソガー(ソガはメグの苗字)一人分空いてるでー」
そう言ってコウヤが指したのはコウヤの横。
「メグ座ったら?私立ってる」
「え、でもぉ…」
しばらく悩んでいたメグは覚悟を決めたのかゆっくりとコウヤの横に座った。
私はそれを確認してから窓の外を眺めた。
自分たちが降りる駅でエスカレーターに乗ってると。
「あのな、カナめっちゃいい写真撮ったで」
前にいたシュウが喋りかけてきた。
「写真?」
「電車の中でメグとコウヤが喋っとった写真」
シュウはそう言うとイタズラっぽく笑った
「え?そんなんいつ撮ったん?」
「カナが窓の外見とったとき」
あれ?なんで知ってる?結構シュウ達が座ってたとこと私が立ってたとこって離れてるんだけどな。
…ま、いいか。
「後で送って」
「いいでー♪」
「やった♪メグにも送っとく」
「いらねぇぇぇ!」
とここでメグ乱入。
「大丈夫、メグ、コウヤには俺が送る!」
「やめれぇぇぇ!」
「…メグが壊れた!」
「誰のせいだぁぁぁ!」
「…シュウ?」
「俺のせいかよ!カナやろ!」
「両方じゃぁぁぁ!」
お開きの時間が来てシュウと
また月曜日ね
って手を振りあって。
シュウに近づけた1日だった。