貴方との想ヒ出日記
12/10

十日後の12/20は私達プロジェクトS、略してプロSの皆で考えた

「障害物リレー大会」

がある。

ちなみにプロSのメンバーは

ヒカル

ノン

ユカ

私、カナ

シュウ

テツヤ

ダイスケ

コウタ

ガク

トモキ

の10人。

障害物リレーの言い出しっぺは

私だから私がチームを考えることに。

1.2組対抗で二人三脚。

私とヒカル以外のプロSは

チームに入ることになっている。

チームを私が考えなきゃだから

嫌でも嬉しくてもシュウと喋らなくちゃ。

でもなんか話しかけづらくて50m走のタイムを聞いてないのは

シュウだけに。

「あ、ヒカル。シュウ居る?」

勇気を出して1組へ。

けど帰ってきた答えは

「今居れへんよ?」

「え…どこに居るかわかる?」

せっかく勇気出したんやけどなぁ…

「ゴメンわからん。自分で探して?」

「うん、わかった。」


運動場かな?上から覗いて見る。

けどシュウの

姿は見えない。

学習室?

学習室の扉に手をかけると中から

シュウの声。

何故かホッとしながら扉を開けようと

力を入れると。

「あー…どうしよ?コウヤ。」

中に居るのは…シュウとコウヤ?

コウヤ…シュウの心友で

私と幼馴染。

「どうしよ?…って言われてもなぁ。

俺なんも知らんし」

「いや…あのさ最近アイツに

避けられてる気ぃしてさ…」

「アイツって?」

「俺の…好きな奴d「あ、シュウ。

ココに居ったん。」

これ以上は聞いてられなくて。

シュウの話の途中でドアを開けた。

「っな…カナ‼︎」

そんなに私に聞かれたくなかったのか

シュウは私が入った途端、顔を背けた。
「おーカナ〜

………で。今の話聞いとった?」

とぼけた方がいいよね。

「へ?今の話って?」

「あー。今の話ってゆうのはなシュウのs「なんでもない‼︎

ただの…そう、愚痴‼︎なんか最近…

ストレス?溜まってきて…

な、なぁ。コウヤ?」

「え?そんなわけないや「そうやんな〜コウヤ。」

「なんか変やな〜。ま、いいや。

シュウ、50m走のタイム教えて。」

「へ?…50m走のタイム…?」

あれ?私そんな変なこと聞いた?

「…うん」

「あ。あー‼︎えっと50m走のタイムは

7.3。やったと思う。」

「そっか。ありがと」

ノートに書き込むとお礼を言って学習室から

出ていく。




つもりだったんだけど。

「あ。か、カナ‼︎」

シュウに呼び止められてしまった。

「…何?」

「あ。あーっと…えっと…なんでもない」

そう言うと私の横をすり抜けて学習室から

出て行った。

私が首を傾げていると

コウヤがポンと私の頭の上に手を置いて。

「アイツ…シュウも素直じゃないんだよ。

ま、お前もだけど。

…もうちょい素直になれよ〜」

謎の言葉を残して消えてった。
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