スイートナイト
子供のような素顔を見せたかと思ったら、大人の男の顔を見せる巽に自分の頭がクラクラしているのがわかった。

彼のことをもっと知りたいと、思ってしまう。

「巽」

「――んっ…」

私は巽の頭を引き寄せると、自分から彼の唇にキスをした。

「何だよ、急に積極的になったな」

そんなことを言う巽だけど、どこか嬉しそうだ。

「ダメ?」

そう聞いた私に、
「ダメじゃない。

旦那も知らない静希の一面を知れたんだと思うと、すごく嬉しい」

巽はそう言って、私の唇にキスをした。
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