スイートナイト
次に目を開けると、カーテンのすき間から光が差し込んでいた。

スマートフォンで時間の確認をすると、10時を少し過ぎたところだった。

巽はまだ眠っていた。

もう少し寝かせてあげようと私は思うと、スマートフォンを片手にベッドから出た。

躰と髪が汗でベタベタしてて気持ちが悪い。

バスルームへ行くと、バスタブにお湯を貯めた。

その間に静香のアドレスをタップすると、電話をかけた。

「もしもし?」

「あ…私、静希だけど…」

「静希ちゃん、今どこにいるの!?」

静香の怒鳴るような口調に、私はスマートフォンを耳から遠ざけた。
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