スイートナイト
あれが、いわゆる“キャバ嬢”と言うヤツか…。

生まれて初めて見たキャバ嬢に、私はどうすればいいのかわからなかった。

「どうして?

セリナ、巽のことが好きなんだよ?」

そう言ったキャバ嬢に、
「だからと言って毎日店にこられても迷惑なんだけど」

巽は迷惑そうに言った。

「…やっぱり、噂は本当だったんだね」

キャバ嬢が言った。

巽はピクリと片眉をあげると、
「噂?」
と、聞き返した。

噂って、何の?

それは、巽の存在自体を脅かすものなのだろうか?
< 133 / 186 >

この作品をシェア

pagetop