ここに在らず。
俯いたまま、私はピタリと動きを止めた。
眠れているかって、そんな…何故だろう。
なんで、知っているの…?
そう、私には心当たりがあった。学校へ行けなかったあの日からずっと、ずっとそうだった。
「なんで…わた、私は…」
でも、そんな訳は無いと、私は眠っているのだと自分に言い聞かせていた。今目を閉じた。もう大丈夫、私は眠りについた。これで私は眠った、だからもう目を開けたら明日になっているはずだと。
眠っている時が一番辛くない。目を閉じれば一瞬で次の日になる。眠りにつけば…そう分かってはいるはずなのに、目を閉じても世界は変わらなかった。目を閉じてもぐるぐると、私の知らない、分からない感情は巡り、私の身体を苦しめる。