ここに在らず。
…正直、考えに考えて返した答えのつもりだった。でもトウマさんは私の答えに特に言葉を返す事も無く、その表情は更に険しいものへと変わっていくばかり。
あ、あれ?違った?何か間違ってる?思ったのと違う感じだったってこと⁇
そして、ど、どうしよう…と、焦り始めたその時だ。
「サエは、俺の事は好きか?」
そう、トウマさんから次の問いが投げかけられた。
それに私は、
「あ、はい。もちろんです!」
と、当たり前のように答える。
するとトウマさんは、「じゃあ…」と口を開き、真っ直ぐなその視線で私を射抜いた。
「俺の彼女に、立候補する?」
……え?
………
……………
「……えぇっ⁈ 」