♡white kiss♡
…追いかけてこないし。
息をきらせて振り向けば、そこには誰もいない廊下。
やっぱり名字呼びだし…
…やっぱ好きじゃないんだよ。委員長は、あたしのことなんて。
思わず、その場にしゃがみ込んだ。
告白をオッケーしたのは、ただの気まぐれで…そう、ハロウィンマジック?みたいな。
…そんなのがあるのか不明だけど。
…はぁー。
白くなったため息が、あっという間に空気に溶けて、消えていく。
バカって言っちゃったたし…
どうしよう、別れようなんて言われたら。
…別れたくない。
だってあたしは
…大好きなんだもん。