冬桜 −二度咲くモノ-
鈴菜の部屋にたどり着き、顔を見つめながら独り言のように話し始めた。
聖が私を好きでいてくれたこと。
それも、鈴菜の話をしている私の笑顔を見て、好きになってくれたこと。
そして、その聖がもうすぐ死のうとしていること。
気がつけば涙が流れていた。
鈴菜のこと以外で泣いたのは、人生で初めてかもしれない。
聖が私を好きでいてくれたこと。
それも、鈴菜の話をしている私の笑顔を見て、好きになってくれたこと。
そして、その聖がもうすぐ死のうとしていること。
気がつけば涙が流れていた。
鈴菜のこと以外で泣いたのは、人生で初めてかもしれない。