-これからも君を-
由・蓮・拓said-。






「日和ちゃん行っちゃった」




「本当あの子危なっかしい!!!また男に捕まったらどうするのよ。」




「男?あのさ、昴と日和ちゃん何かあったの?日和ちゃん助けられたって言ってたから」





「もともと俺が由ちゃんと話したくて2人になろって言ったのが元凶…。その間日和ちゃん1人でクラブに待たせちゃって…。」





「お前ストレートに気持ちぶつけすぎなんだよ。分かり易いやつだなー。1人残すなんて日和ちゃん可哀想。」





「仕方ねーだろ!由ちゃん可愛いから他の奴に取られるとか嫌だったんだ。」




拓は冷ややかな目線を蓮に送る。







「あ…………。そ、それで…待ってる間酒飲みすぎたらしく外で夜風あたろうと外にでたら男にナンパされたらしい。」






「つくづく災難な子だね」




由と蓮は責任を感じるかのように苦笑い




「で、何で昴が関係あるの?」




「その男から助け出したのが昴君なんだよ。殴りあいになってまで日和を助けたみたいでさ…」




「……………………。え…エエエッ!????」




まるで幽霊をみたかのように驚き拓は唖然とする。









「あの、昴が?!他人に一切興味示さない昴が?ありえん!!」






「拓も見たじゃん。口から血流してただろ。あれ殴られたせい。」





「ちょっとまて…。今俺が一番びっくりしてる…明日地球爆発するんじゃねーの。こわっ。それ位ありえねー」





「昴君ってどんな子なのよ…。昴君と仲いいなら連絡先わかるよね?今から日和の連絡先メモに書いて渡すから昴君に渡してくれない」




由はメモに日和の携帯番号とアドレスを書く。





「ok!渡しとく!」





「日和知らない番号だとでないと思うから最初にメールするように言って。昴君にお礼を言いたがってる女の子がいるって」







「りょうかーい。俺も昴の連絡先教え……………まじ悪りぃ…携帯の充電切れてる」







「私達も肝心な時運がないわね」






「そう?俺は由ちゃん見つけたから最高な日だけど~」






「黙れノロケ星人。地中海に沈め。でも由ちゃん、なんで昴はあの子を助けたんだろーな?」






「昴君の事は拓君の方が詳しいんだし聞いてみてよ!日和も恋人5年いないけど今日は乙女な顔してたなぁ~」






「5年?昴もずっと彼女いないしお似合いじゃん」






「え?あのルックスで?信じられない!」







「俺にも謎~だからさっきビックリしたんだよ。」





「ここは3人で恋の応援でもしましょうか!!!」






「お前が一番頑張れよ。元凶なんだし。わかった?」






「は…はい(泣)」









3人はクラブが終る朝方まで日和と昴の話で盛り上がってた。
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