-これからも君を-



中に入ると音楽が流れてた。





色んな人がいる。



中性
カジュアル
ギャル
V系
控えめな子




私は圧倒されっぱなしだった。





「ねー、日和お酒何飲む?私頼んでくるよ!」






「じゃあ…カシスオレンジ」





「わかった!ちょっと待っててね」






はぁ…落ち着かない。やっぱ慣れない。
邪魔にならないよう隅っこの方に移動しよう。




私は気配を隠すかのようにクラブの隅に移動した。








どうしてきちゃったんだろ…




自分で話しかける事なんて出来ないし。




マイナスな考えが頭の中を渦巻く。




お酒飲んでテンションをあげようかな…





そんな事ばかり考える




帰りたい思いは消えない



私は何度も時計を見た。






由遅いなぁ。20分経っても戻ってこない。




そんな時一際目につく女の子が視界にはいる。






ボーイッシュで背が高く綺麗な顔立ち。V系風の彼女の周りには沢山の女の子が集っていた。








凄い人気だなぁ。あのルックスなら群がるのも分かるけど私には縁がないし絶対遊び人だろうな。










それが彼女の第一印象だった…。
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