愛してるの定義(ヒカリの直後)


結城は奈々子にキスをしながら、素肌に手をはわせる。
目を閉じていても、奈々子は結城の気配に緊張する。

結城の唇が、
吐息が、
指が、

奈々子の肌を熱くする。



「恥ずかしい……から」
奈々子はつぶやく。

「なに?」

「あの……あまり見ないで……」

「奈々子さんが別れるって決めたみたいだったから、
キスも
抱いたりも
もうできないって思ってた。
今は夢を見てるみたいだ。

だから、
目を閉じたりなんかできないよ」


革張りのつるつるとした感触がする。
太ももに触れたその冷たさに、思わずびくっとした。

「すぐに、熱くなる」
結城が耳元でささやいた。


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