狐を飼ってはみたものの...





しばらくすると音も止み
風もふんわりと柔らかくなった。

「もう。目をあけても大丈夫だ。」

言われてほっとして目を開ける。
顔を上げると髪が乱れてるそいつ。

「ねぇ、苦しそうだったけど大丈夫?」

「大丈夫。
少し風が強かっただけだ。
それより、人間の世に入ったぞ。」


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