【完】恋のキューピットは山田君!
「ナンパだよ!美姫ちん気付いてないけ
どね、美姫ちんと遊ぶたび、私、いつ美
姫ちんが女の子に連れていかれないかと
ハラハラしてるんだからね!」
もっと自覚もってよね!と、ちょっと怒
ったように言う愛璃。
だけどそれなら、愛璃だって人のことは
言えない。
私だって、愛璃とでかけるたびに、愛璃
に下心満載の視線を送ってくる男たちか
ら、愛璃を守るのに精一杯だもん。
「とりあえずなんか頼も!私はねー、バ
ナナパフェと、ココア!」
「んじゃ、私はアイスティーで」
「それだけでいいの?ケーキとか、いら
ないの?」
きょとんとしながらそう訊いてくる愛璃
。
「うーん……ダイエット中ってことで」
先輩に告白するときに、太ってたら嫌だ
しね。
「ダイエットって……美姫ちんが言うと
、嫌味にしか聞こえないよね」